「高額療養費制度があるから、民間の医療保険は不要」

YouTubeやSNSで、この言葉を見かけたことはありませんか?

私自身、公的制度を知ることはとても大切だと思っています。

しかし、私は一つだけ気になっていることがあります。

それは、

『その結論は、どんな前提の上に成り立っているのか』

ということです。

前提① 高額療養費制度が今後も同じ内容で続くこと

制度を知ることと、

制度を前提に人生設計をすることは少し違います。

例えば、

高額療養費制度があることを理由に、

「医療保険は不要」

と言われることがあります。

確かに、日本の公的医療保険制度は世界的に見ても充実しています。

しかし、

制度の内容は将来にわたって保証されているわけではありません。

実際に高額療養費制度も見直しの議論が行われており、

少子高齢化が進む中で、今後も制度が変わる可能性はあります。

だからこそ、

「制度があるから不要」

ではなく、

「制度でどこまで守られ、足りない部分は何か」

を理解することが大切です。

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前提② 収入が途切れないこと

保険不要論では、

「高額療養費制度があるから大丈夫」

という話がよく出てきます。

しかし、

病気やケガによるリスクは医療費だけではありません。

実際には、

働けなくなったことによる収入減少の方が、

家計に大きな影響を与えるケースもあります。

例えば、

住宅ローン

家賃

教育費

通信費

水道光熱費

など、

生活費の多くは病気になったからといって自動的に減るわけではありません。

そのため、

本当に考えたいのは

「医療費が払えるか」

ではなく、

「収入が減った状態で生活を続けられるか」

です。

もちろん、

会社員や公務員には傷病手当金がありますし、

一定の条件を満たせば障害年金を受給できる場合もあります。

しかし、

それだけで生活費をすべて賄えるとは限りません。

だからこそ、

病気やケガによって働けなくなったとき、

家計は何か月耐えられるのか。

どこまで公的制度で守られるのか。

そのうえで、

不足する部分はどこなのか。

を考える必要があります。

例えば、共働き夫婦だからといって、すべての家庭で生命保険が不要になるわけではありません。

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前提③ 想定外の出来事が起きないこと

人生は平均通りに進みません。

家族構成や働き方によって答えは変わります。

「不要」が当てはまる人もいます。

一方で、

その前提が崩れたときに家計へ大きな影響が出る家庭もあります。

だからこそ、

「保険は不要」

という結論だけを見るのではなく、

なぜ不要と言われているのかを理解することが大切です。

人生には、自分の努力だけでは防げない出来事もあります。

「自己責任」という言葉だけで、本当に家族を守り切れるのでしょうか。

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私が違和感を持つ理由

私は、「保険は必要だ」と言いたいわけではありません。

ただ、

『今の制度が未来も続く』

『自分だけは大丈夫』

という前提で人生設計をすることには慎重でありたいと思っています。

では、どう考えればいいのか

答えは、

保険が必要か不要か

ではなく、

あなたの家計は、どこまで耐えられるのか。

まとめ

確認したい3つの前提
  • 制度が変わらない
  • 収入が止まらない
  • 想定外が起きない

もし一つでも不安があるなら、

「必要か不要か」

ではなく、

「自分の防衛ラインはどこなのか」

を考えることが大切なのではないでしょうか。

あなたの家計は何ヶ月耐えられますか?

□ 月収が止まったら何ヶ月生活できますか?

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この記事を書いた人

倉本

FP3級/生命保険募集人

制度を知り、制度だけに依存しないための

「家計防衛」をテーマに発信しています。

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